不規則な生活が自律神経や生理痛に与える影響

「不規則な生活が自律神経を崩す」という言葉を聞いたことがあるかと思います。

確かに、「不規則」というだけで良いイメージはもてませんね。

しかし、生活が不規則であるということを、言葉を聞いただけでは理解が難しいのではないでしょうか。そこで、不規則な生活とはどういった生活なのかを解説していきます。

 

不規則な生活の基本概念

不規則な生活とは、規則正しくない生活であると解釈することができます。毎日、全く同じ行動をするという人は極めて少ないです。

仕事のある人休みの日、遠出する予定のある人そうでない日、と様々な日常があります。そんな中、「毎日行っている、最低限の行動」に関して、その毎日行っている「時間」が問題となります。

例えば「毎日寝るのも起きるのも違う時間だ」「1日2食しか食べない日が多い」といったように、毎日行っているであろう行動の時間が決まっていなかったり、そもそもに回数が欠損していたりすることです。

そういった生活態度が速やかに不調を招くことは殆ど無いのですが、継続的に行われることで自律神経にとって無視できない状態となるのです。

 

不規則な生活が自律神経に関わること

しかしながら、不規則な生活をしているからといって、どうして自律神経を乱すことになるのでしょうか。

自律神経は、運動時に働き緊張をもたらす「交感神経」、運動時ではなくリラックスさせる「副交感神経」の2つを、その場面に応じて切り替えています。

切替のタイミングは、生活の中でも行われています。なので、睡眠や食事などの日常生活の一場面でも自律神経の切り替えは行われているのですがその切替タイミングが毎日異なる時間だったり、常に交感神経ばかり働かせてしまったりすると、切り替えの機能が悪くなるのです。

 

不規則な生活が生理痛に与える影響

不規則な生活によって自律神経が乱れると、女性にとっては「生理痛」に悪影響を及ぼす可能性が高いです。

その理由は「血行の悪化」と「女性ホルモンの減少」です。まず、自律神経の2つの状態は、どちらでも血管や血液に影響を及ぼします。

通常は2つの状態が交互に作用するので良いのですが、自律神経が乱れて切り替えがしっかりと行われていないと、一方の状態になり続けて血行が悪くなります。血行の悪化は生理痛を悪化させてしまいます。

次に女性ホルモンについては、女性ホルモンの分泌と自律神経は、どちらも大脳の視床下部が司っています。そのため、自律神経が乱れると女性ホルモンの分泌も乱れてしまいます。

女性ホルモンの増減は生理にも深く関わるため、自律神経が乱れて女性ホルモンの分泌が乱れると生理痛を悪化させる原因となるのです。

 

不規則な生活を正すには?

不規則な生活を正して、自律神経を守ることは難しいことではありません。その第一歩として大切なことは、「自分の生活が不規則であると自覚する」ことです。不規則な生活というものは、はっきりと目に見えるものではありません。

他人から見たらあきらかな異常性を感じるものでも、本人にはどうしても自覚が薄いことのほうが多いです。もし、自律神経の異常で体に不調や病気が現れても、それが「不規則な生活のせい」と認識するのは困難です。

しかしながら、不規則な生活を直さなければならない状況でも、生活態度が矯正すべきであるという評価を受けるほどであると認識していなければ、直さなければならないとは思えないでしょう。

痩せているのに「ダイエットしろ」と言われても説得力がないのと同様です。まずは自分の生活が不規則であり、矯正すべきレベルであると認識することから始めなければならないのです。

その上で、自分の生活のどこに原因があるのかをつきとめ、その矯正のためには何が必要か、どういった努力が必要なのかを計画して継続的に実行していきましょう。

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