生理痛で気をつけたい病気「子宮頸がん」

「あれ?いつもよりも生理が重い」「最近、徐々に生理が重くなってくた気がする」と感じている場合、ひょっとしたら何かしらの病気を患っている可能性があるのです。

どんな病気であれ、早めに治療を行えば回復は早くなります。今回紹介する「子宮頸がん」も、早期発見が重要な病気の一つです。

 

子宮頸がんとは?

子宮頸がんは、文字通り悪性腫瘍の一種です。子宮にできるがんのうち、子宮頸部(子宮の入口部分)に発生するのが子宮頸がんです。

子宮の入り口付近に発生するがんであるため、通常の婦人科の診察で発見しやすいです。子宮頸がんの原因は、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が関与しています。

HPVは性行為で感染することが判明してます。しかし、HPVそのものは珍しいウイルスではなく、感染したとしても確実に子宮頸がんを発症するとは限りません。

多くの場合は、無症状のうちにHPVが排除されると考えられています。しかし、HPVが排除されずに感染状態が続くと、それが子宮頸がんの発生因子になると言われています。

 

子宮頸がんの症状

子宮頸がんは、初期の段階では特に主だった症状は現れません。

進行とともに現れる自覚症状としては、主に「不正出血」が挙げられます。特に、性交時に生理でもないのに出血した場合には子宮頸がんが疑われます。

その他の症状としては、下腹部の痛みや腰痛、血尿や血便、排尿障害などが現れます。

また、月経期間が長引くこともあり、これに不正出血や経血料の増大などが加われば、子宮頸がんである確率が高くなります。

 

子宮頸がんの治療

子宮頸がんの治療では、手術療法や放射線療法が用いられます。病状が初期の段階であれば、手術療法が選択されます。

初期の段階であれば、病巣である子宮頸部を円錐状に切り取る手術が行われます。進行に伴い、子宮の全摘出が行われますが、本人が将来的な妊娠を希望している場合で症状が比較的軽微である場合には、子宮頸部の円錐状切除が選択されます。

また、切除後に放射線治療が用いられることもあります。症状が重い場合や患者が高齢者である場合には、放射線療法が選択されます。外側と内側の両方からを照射する方法を組み合わせ、同時に抗がん剤を投与する「化学放射線療法」が主流となっています。

特にほかの臓器に転移が認められた場合は化学放射線療法が選択されることが多いです。子宮頸がんは予後が良好ながんの一種です。

特に、初期の段階で治療できれば、ほかの臓器への転移もなく、完治させやすいです。しかし、前述のとおり子宮頸がんは初期の段階では自覚症状が少ないです。

ただし、子宮頸がんの前段階の細胞は通常の検査でも発見しやすく、その段階で治療を行えば予後は極めて良好です。1~2年に1回、定期的に子宮がんの検診を受けることで、容易に発見することができます。

また、不正出血などの分かりやすい症状も現れるため、比較的早い段階で発見することは難しくありません。

定期的な健診と、自覚症状を見逃さないことで、早期の治療を行うことが子宮頸がんの治療において重要な意味を持ちます。

 

まとめ

子宮頸がんは、子宮の入口部分に発生するがんです。子宮頸がんはヒトパピローマウイルス(HPV)の感染によって発生し、喫煙によって発症の確率が上昇します。

子宮頸がんの症状としては主に不正出血が挙げられ、下腹部の痛みや腰痛などの症状が現れます。子宮頸がんの治療は手術療法や放射線療法が用いられ、初期の段階では手術を、重度の場合には放射線療法が選択されます。

定期的な検診を受けることと、不正出血を確認することで早期に治療を開始できます。

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